ニューダンガンロンパV3の考察まとめ:ネタバレ 天海くん編
これはニューダンガンロンパV3をクリアした人向けの記事です
今回は天海くん部分を抜粋して補足した記事です。
ネタバレしかありません
クリアしてない人は引き返せ
超高校級の生存者である天海くんはなんだったのか?
天海くんは白銀のいう前回の52回目のコロシアイゲームに生き残り、生存者枠として53回目である今回のコロシアイゲームに記憶を消されて強制的に参加させられている。
彼の元々の才能は超高校級の冒険家。(クリア後の紅鮭団で判明する)
12人いる義理の妹のうち、末っ子の妹が自分の冒険についていって行方不明になり、その妹を見つけ出すために世界中を冒険しているという設定。
(これらすべてが思い出しライトによる上書きの設定の可能性が高い)
彼は生存者特典のモノパッドを持たされている。
モノパッド自体は赤松たち含めいつのまにか持たされているものであり、プロローグの段階で彼はこれを持っており、中身を確認済みである可能性が非常に高い。
なお
前回のコロシアイが終了した段階で彼はいくつかの重要な情報を知っている。
- コロシアイを企んだ首謀者が隠れている。
- 首謀者はモノクマのスペアを出せる。
- モノクマのスペアを出せる場所は図書室の隠し場所である。(舞台が変わらない、または次の舞台の情報を知っている)
- 隠れている首謀者を止めることで、コロシアイゲームを止められる。
- これらの情報を信頼する根拠として、自分が最初に思い出す記憶は”超高校級狩り”についてである。
首謀者またはモノクマから直接教えられでもしない限り知り得ない情報がある。(特に最後は教えられない限り知ることはできない情報)
前回コロシアイゲームの天海くんはいかにして生き残ったのか?
生き残る条件は2つ
- 最後の2人になるまで生き残る
- 誰かを殺して学級裁判でバレず、赤の他人に罪をなすりつける
生存者が天海くん1人しかいないため、普通に考えれば2のパターンの可能性が高い。
1のパターンでも最後の2人の片割れが首謀者であった場合、生存者枠に回されるのは天海くんだけとなる可能性。
どちらにせよ前回生き残ったはずの天海くんは
- 首謀者またはモノクマよりコロシアイゲームをまだ抜けられないことを知った。
- 記憶を消され、次のコロシアイゲームに引き続き参加させられることを知っている。
- 記憶をなくした後、埋め込まれる記憶のことを把握している。
- 生存者特典を貰えることを知っている。
- コロシアイゲームから抜けるには首謀者を見つけ止めることで達成されるということを把握している。
全体的に見てかなり特殊な状況。なぜこの状況が起きているのか?
前回コロシアイが終了した時点での天海くんは何を知っていて何を知らないのか?
知っていること
- コロシアイゲームは隠れている首謀者によるもの。
- モノクマと首謀者は繋がっている。
- モノクマのスペアは首謀者が特定の場所に行く必要があること。
- 生き残ってもコロシアイゲームからは抜けられない。
- 記憶を消されること。
- コロシアイゲームを抜けるには隠れている首謀者を見つけ止めること。
知らないこと(その可能性がたかいこと)
- コロシアイゲームの舞台がフィクション(バーチャル)であること。
- なぜコロシアイゲームが繰り返されてるのかその理由。
天海くんを通してわかることは?
コロシアイゲームには実は2つのゴールが設定されている
- 表のゴールは生き残ること
- 裏のゴールは隠れている首謀者を見つけコロシアイゲームを止めること
ゴールには3つのパターンがある
- 誰かを殺した犯人が学級裁判でバレず一人だけ生き残る → 絶望ゴール
- 生存者2人になってコロシアイゲームが一旦終了する → 絶望ゴール(結果的には)
- 首謀者を見つけコロシアイゲームを止めて終了する → 希望ゴール
天海くんが生存者枠としてコロシアイゲームに継続参加させられ、生存者特典を与えられた理由は?
実はコロシアイゲームが
- 首謀者を見つけて希望ゴールにたどり着けるか
- 首謀者を見つけられず絶望ゴールにたどり着くか
という2択ゲームになっているためである。
絶望ゴールが起きた時に、次回は希望ゴールとなりやすいようにと働く調整機能が生存者枠と生存者特典と考えられる。
結論
天海くんは、53回目のコロシアイゲームが絶望ゴールになりにくいよう生存者特典をつけて送られた調整役の役目だった。